カテゴリー「人物」の12件の記事

2010年7月13日 (火)

サンディ・ワイル

Sandy weill サンフォード サンディ ワイル

SANDY WEILL(サンディ・ワイル)氏はNY庶民階級が住むブルックリン地区でポーランド移民の家に生まれ、コーネル大学を卒業後にベア・スターンズへ入社。

サンフォード サンディ ワイル
古きよきソロモンの知恵に預かる「売りキチ」兄弟たち[ヒロさん日記]

その後、証券会社を設立しシェアソンを買収。アメックスに売却し社長に就任。スミスバーニー、トラベラーズソロモン・ブラザーズを買収しシティコープと合併。この頃のワイルの年収は300億円で米報酬額トップだったらしい。そしてシティグループCEOへ。2003年にCEOを、2006年には会長を退任している。2007年のForbes誌によるとサンディ・ワイルは資産19億ドルだが、金融危機により2009年は13億ドルへ減らしている。

■参考リンク
サンフォード・ワイル[灼熱]
サンディ・ワイル回顧録 シティグループを築いたM&Aの巨人の自伝[あたまにスッと入るあらすじ]

■時価総額
Citigroup[GoogleFinance]2010年7月10日:1170億ドル

Amazonレビューからも強烈な個性(人間臭)を持つ事が伺える。あとで読もう。

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2010年7月 5日 (月)

絶叫するスティーブ・バルマーCEO

▼The best of Steve Ballmer(総編集)

スティーブ・バルマー[Wikipedia]

バルマーは、技術者肌であるゲイツに対して経営のアドバイザー的な役割を果たし、マイクロソフトを大企業に仕立て上げた立役者でもある。また、基調講演で「I love this company!」と絶叫するなど、ユーモラスな人柄も持ち合わせている。かつては Windows 1.0 のテレビコマーシャルにも出演し、熱狂的にアピールする姿を見せた。

こういう人なんだ。予想外な映像だったので目が点になってしまった。

マイクロソフト mircosoft 売上高 経常利益 最終利益

ExcelではなくOpenOfficeでグラフ作成。そろそろMS帝国の牙城が綻び始める頃なのかな。

■時価総額
Microsoft Corporation[GoogleFinance]:2039億ドル(2010年7月5日)

■関連記事
アップルの時価総額が20年ぶりにマイクロソフトを抜く[2010年6月3日]

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2010年6月15日 (火)

ジェフ・ベゾス

▼Jeff Bezos Story(ジェフ・ベゾス物語)

アマゾン・ドット・コム
アマゾン・ドット・コム[Amazon]

Twitterでbabooconさんに推薦して頂いた本。内容はベゾスCEOの生い立ちから1999年末までのお話です。備忘録も兼ねメモっときます。

カスタマーレビュー: アマゾン・ドット・コム[Amazon]

「ジェフのようなキャラクターに加え、学歴、職歴を積みかさねる中で取るべき思考回路や振る 舞い、人柄、小さな(?)成功体験の積み重ねがあってこそ、莫大な投資を集めることができているのだと思うし、起業までの複数の会社での経験(エンジニア 経験、採用に関する考え方など)がアマゾンにもたらしている考えは非常に大きいと思う。 」(GTLさん)

「カスタマーレビュー、アソシエイトなど、ただ本を売るのではなくコミュニティーを作ってユーザをひきつけるなどさまざまなアイデアがベゾスにより 出され、今日のアマゾンの人気に繋がっているのでしょう。」(bozeさん)

ベゾス氏が、DEショーの副社長を辞めAmazonを設立したという流れで、楽天の三木谷社長のような金融マンを想像しておりましたが、読み進めていくうちに元プログラマーのマーケターというイメージがシックリくる印象です。

■目次

【第1章】 ジェフリー・ベゾスとは何者か

  • 少年ジェフの生い立ち
  • 最初のビジネスパートナー
  • プリンストンの学生時代

【第2章】 マンハッタンを駆け抜ける

  • バンカース・トラストの最年少副社長
  • ウォール街の革新企業へ
  • 夜明け前のインターネット
  • ターゲットは書籍だ!

【第3章】 シアトルで幕開け

  • 4ヶ所あった創業候補地
  • 第一の男 シェル・カファン
  • 第二の男 ポール・バートン-デービス
  • ベゾス「本の学校」へ

【第4章】 歴史はガレージから生まれる

【第5章】 サービス開始

【第6章】 拡大が先、利益は後

【第7章】 バーを更に高く

【第8章】 目指すは史上最高の顧客サービス企業

【第9章】 人気者それとも落ち目?

【第10章】 インターネット商取引の申し子

【第11章】 より早く、よろ大きく

解説 山形浩生

山形浩生氏は巻末の解説に1章(幼少期)・ 2章前半(ウォール街)を読み飛ばすように書かれておりましたが、ジェフ・ベゾスという人物像を理解するには重要な章だと思います。

興味深かかったのはベゾスの生い立ち。母ジャッキーが10代の時に結婚した時の子供がジェフで、再婚した父マイク・ベゾスはキューバ難民。ジェフはマイクの養子となった。マイクがエクソンの石油技術者となり引越し人生が始まった。最終的に父マイクはエクソンの重役となりマイアミに戻ってくる。

小学校の教師たちは「リーダーシップの点では特に優れた才能は認められない」と評価(p.24)

少年野球チームではキャプテンでしたが、理由はチーム全員の役割を理解していたからという。

高校時代は2年生から3年連続で校内化学最優秀賞を、3・4年時に数学最優秀賞、南フロリダの高校生を対象としたシルバーナイト・コンクールで化学賞を獲得した。高校時代の夢は宇宙飛行士か物理学者。高校時代の宇宙熱について。

将来、商用宇宙ステーションを作りたいと公言していた。宇宙からやってくる道の物体が地球に衝突するので、人類の未来はこの星にはないと、ベゾスは信じていた。(p.27)

いつか地球を周回する宇宙ホテル、遊園地、ヨット、そして300万人が住めるコロニーを作るという夢を持っていた。そして、1982年ヘラルド紙の記事にベゾスの究極の目的は、「人々をすべて宇宙に移住させ、地球を巨大な国立公園に変える」ことだと書かれていた。(p.28)

高校時代の友人「ベゾスのアマゾン・ドット・コムでの究極の目的は、自分の宇宙ステーションを作るに足る財を築くことだと信じている。」(p.28)

長期的な計画を立てるタイプ(p.29)

Wikipediaに書かれていた宇宙事業に興味が持っていたのはこういう理由からなのか。

ジェフ・ベゾス[Wikipedia]

2000年には民間宇宙開発企業のブルーオリジンを設立。同社は低価格の宇宙旅行を実現し、多くの人々に宇宙旅行を楽しんでもらうことを目的としている。

1982年秋にプリンストン大学に入学したベゾスは、夏休みなどにエクソンやIBMでプログラマーとして働いた。

1986年、電子工学&コンピューター・サイエンスの工学理学士号を主席で卒業したベゾスは、創立間もない金融テレコミュニケーション企業のファイテルに11番目の社員として入社した。ベゾスは総務・開発部門のマネージャーとなり異国間のエクイティやデータの複雑な転送を簡略化するためにコンピューター・プログラムを利用した国際テレコミュニケーションネットワークを管理を行った。この専用グローバル通信ネットワークは、ミニインターネットのようなもので、金融取引用Webサイトの先駆けだった。ファイテル最大の取引先は当時、右肩上がりの成長を続けていたキング・オブ・ウォールストリート「ソロモン・ブラザーズ」。

1988年4月、ベゾスはバンカース・トラスト社(1998年ドイツ銀行が買収)に転職し、10月には26歳という若さで同社史上最年少副社長となった。

ジェフ・ベゾス[Wikipedia]

1990年にヘッジファンドの D. E. Shaw & Co. に採用され、1992年に上級副社長へ昇進する。

本当は金融業界に残る気が無かったベゾス氏だが、デビッド・E・ショー氏こそ自分のボスにふさわしいと思いDEショー社へ転職。そして28歳の若さでDEショー社4経営陣の1人に名を連ねた。ちなみに奥さんはDEショーで知り合ったマッケンジー・タトルさん。

■デビッド・E・ショー
スタンフォード大コンピュータ・サイエンス博士号を取得。スタンフォード・システムズ・コーポレーションというコンピューターソフト会社を経営。1986年、モルガン・スタンレーに自動解析運用テクノロジー担当副社長として入社。1988年、資本金2800万ドルで計量ヘッジファンドDEショー社を設立。(p.42)

当時のDEショーは、WSJ紙「コンピュータ化された売買の先駆者」・フォーチュン誌「今日のウォール街で最も興味をそそられる謎に満ちた集団。前衛的な人々が裁定取引を行い、知的研究と利潤の追求が見事に調和した場所」と評価されて、さらに「ウォール街で最も洗練された技術を備えた企業」と賞賛されるほど注目されていたヘッジファンドだった。

ベゾス氏「デビッド・ショーは、実に頭のいい人です。私が知る限り、完全に発達した左脳と右脳を併せ持つ数少ない人物です。」(p.44)

と、ショー氏を評価している。そして、DEショー社在籍時に商業インターネットについての調査を最後の2年ほど主要業務に含まれていた。マーク・アンドリーセンらが開発したWebブラウザーによって、Webの使用状況が1年で2300%という驚異的な速度で成長した事も把握していた。

Webで販売するのに最適な商品についてリストアップし、結果は1位「書籍」と2位「音楽」が大差で他の商品を引き離した。寡占状態の業界構造とWebの相性が悪かったために音楽を除外した。ベゾスはDEショー社初のインターネット事業に書籍販売を提案したが却下された。

「後悔最小化フレーム」…後悔するような人生の決断の回数を減らす。(p.60)

ベゾス氏「80歳になった時に1994年のウォール街のボーナスをその年の半ばで棒に振ったことを後悔する可能性はゼロ。でも絶対にいけそうなインターネットなるものに首を突っ込まなかったとしたら、後悔する可能性はかなりありそうでした。」(p.60)

起業という決断により、ショー氏の資産25億ドルに対し、ベゾス氏は123億ドルという結果。

1991年8月25日、コンピューター・リテラシーはドメイン名「clbooks.com」を登録して、インターネット上に初の書店となった。(p.49)

1992年には「books.com」「wordsworth.com」が登録された。「Amazon.com」が正式に登録されたのは1994年11月1日。(p.50)

Amazon設立以前にもオンライン書店は存在していたが、当時の遅いPCや回線の速度に配慮した軽いサイト作りを徹底した。

■創業地条件(p.65)
・技術系の人材が豊富な地域
・人口が少ない州(p.122)
・取次業者と近い

以上の理由からシアトルが選ばれた。

Amazon.comという社名は、リンク集はアルファベット順に掲載されるでので「A」から始まる社名になった。そして業務内容を特定しないブランド名でスタートしたかった。(p.69)

当時は「ドット・コム」企業という企業の先駆け。ブランド作りというて点で差別化。(p.70)

本を切り口に全商品を扱う巨大ネットショップを考えていたのか。マーケティング戦略のセンスもありますね。

■創業メンバー
ジェフ・ベゾス
マッケンジー・ベゾス
シェル・カファン(p.71)
ポール・バートン-デービス(p.73)

Amazonといえば巨大データベース。男性3人ともプログラムを書くことができますが、データベースに精通していたシェル・カファン氏の加入が大きい。Amazonが落ちた事はほとんどなかったとか。

顧客がネット書店に慣れてもらうために、5年は赤字を覚悟していた。(p.137)

あと45日で破産という状況でした。(p.137)

1995年、インターネットでの成功事例がなかったので資金繰りは厳しかった。さらにベゾス氏のプレゼン能力は低かった(IPOの準備を進めていくうちに上手になったそうです→動画)。ただ、ベゾス氏の経歴が素晴らしかった(数百万ドルという年収と引換えの事業)ために出資交渉は上手くいった。

ベゾス「頭に入れておく価値があるブランドは1つの分野にだいたい3つまで。」(p.347)

山形浩生「ネット上の部分はすぐに追いつかれるのを見越して、それに応じたバックの体制を整備していった」(p.367)

1996年には、ジョン・ドーア率いるKPCBなどの大手VC資金から資金調達し、シェア拡大を優先する攻めの経営戦略へ転換した。

アマゾンの華麗なる復活とこれから[投資十八番]

累積損失を一掃した2009年と最近なんですね。

創業来2002年までずっと赤字だったのも興味深い RT @GW07: ITバブルで95%株価が下がってそこから復活して高値を更新した奇跡の会社。 @4ki4 Amazonについて。1997年5月には株式を公開。 http://goo.gl/iqlLless than a minute ago via web

1997年に上場。バーンズ&ノーブルやボーダーズといった書店チェーンが、Amazonを意識するのがこの時期になる。

Amazonの株式公開3日前、B&Nが自社サイトを開設するあと数日という時にAmazonに対して訴訟を起こした。「地球最大の書店」というキャッチコピーが偽りで、Amazonは書店ではなく書籍サービスと主張。(p.256)

Amazonの取扱書籍の60%を占める書籍卸売大手イングラムの買収提案(p.300)

脅迫以外の何者でもない。

1999年、タイム誌「パーソンオブザイヤー」に輝いている。

Jeff Bezos TIME person of the year 1999 タイム誌 パーソンオブザイヤー
パーソン・オブ・ザ・イヤー[Wikipedia]

100万人目の顧客は、「Windows NT関連本」と「ダイアナ妃の伝記」を購入した日本人。ベゾスは、その本を届けるために訪日したそうです。(p.263)

2000年11月1日に日本進出。その後は皆さん御存知の通り。

Amazon 株価 チャート アマゾン 時価総額
株価は2000年のネットバブル時を超え、現在の時価総額は557億ドル。

■Amazon
Amazon.com[Wikipedia]
Amazon.com, Inc[Yahoo!Finance]
Amazon.com Inc[EDUINET]

ジョブズiPadに対抗できるのは、ベゾスKindleしかない?

[追記]2011年1月4日
アマゾンがまた赤字覚悟の販売戦略 「キンドル・ファイア」1台売れるごとに10ドルの損失[JBPress]

電子書籍の市場シェアを取りいくための先行投資としてキンドルファイアを赤字で販売。RIMに買収提案をしたり、ベゾス氏はここが勝負どころと見ている。

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2009年8月 1日 (土)

ラリー・ペイジ

Google創業者のラリー・ペイジ

グーグル共同創業者が語る、Chrome OSに取り組むワケ(@IT)

ページランク(PageRank)の名称にもその名を刻む、グーグル共同創業者のラリー・ペイジLarry Page氏。1973年生まれの現在36歳。

表記は「ペイジランク」が正しいらしい。

ラリー・ペイジ(Wikipedia)

2009年時点で120億ドルの純資産を有し、自家用ボーイング767で世界中を飛び回っている。

インターネット界で最も充実した生活を送っている36歳。

会社概要(Google)

Googleの使命は、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」です。

要するに「世界中の情報を管理する」ことが最終的な目標。

Google Yahoo 検索 シェア
MS・ヤフー提携 重点をソフトから検索へ(読売新聞)

マイクロソフトは打倒Googleで燃えているが、Googleはインターネット全体を見ながら経営戦略を考えている。

▼参考リンク
セルゲイ・ブリン(Wikipedia)
エリック・シュミット(Wikipedia)
Larry Page(Wikipedia)
経営陣(Google会社情報)
世界長者番付2009(世界四季報)※26位
ページランク(Wikipedia)
PageRank(ページランク)の仕組み(自分でできるSEO対策)
PageRank(ページランク)の仕組み(世界四季報)
GOOG(Google Finance)※時価総額1426億ドル

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2009年5月23日 (土)

ジェームズ・シモンズ

ジェームズ・シモンズ James Simons
2008年度のヘッジファンドマネジャー報酬は2500億円だったジェームズ・シモンズ氏。すでに71歳ですが、1982年に創業されたルネサンス社は20世紀にはヘッジファンド業界では有名だった模様です。

最も賢い億万長者
米マサチューセッツの靴工場の所有者の子供として生まれ、マサチューセッツ工科大で数学を、その後カリフォルニア大バークレイ校で文学を学んだ。82年のファンド設立までハーバード大、マサチューセッツ工科大の両校で数学教授にも就いた経歴の持ち主だ。驚異的なリターンの裏側には、その数学的な素地が活かされているようだ。

金融危機でも年収2500億円を稼ぐヘッジファンドマネージャー
「100人以上の博士号保持者が知恵を結集して作ったコンピュータープログラムを利用している」とだけ語ったといいます。その言葉どおり、約300人からなる組織は、数学、物理学、宇宙物理学、統計学などの分野で博士号を持つ人材を100人以上も擁しています。しかし、意外なことに金融業界のバックグラウンドを持つ経験者は雇わないのだといいます。これで約3兆円の資金を運用しているそうです。

年収世界一は2500億円稼ぐ=ジェームズ・シモンズ[C株で稼ぐ]

04年の6億7000万ドル、05年の15億ドル、06年が17億ドル、07年が28億ドル。そして昨年08年が25億ドル。これは、最近のシモンズ氏の報酬だ。

約300人からなる組織は、数学、物理学、宇宙物理学、統計学などの分野で博士号を持つ人材を100人以上も擁している。しかし、意外なことに金融業界のバックグラウンドを持つ経験者は雇わないのだという。

ロイ氏同様に学者系ファンドの象徴ですね。

◆Wikipedia
James Harris Simons(英語)
Renaissance Technologies(英語)

◆関連記事
ヘッジファンドマネジャー報酬番付2008(2009年4月12日)
ヘッジファンドマネジャー報酬番付2007(2008年11月16日)
マネー革命(2009年5月23日)

ザ・クオンツ
ザ・クオンツ  世界経済を破壊した天才たち(スコット・パタースン )

156ページからシモンズについて書かれています。

・ボストン郊外育ち

・MIT→バークレー物理学博士課程→IDA防衛分析研究所(国防省の非営利研究団体)

・29歳(1957年)にNY州立大ストーニーブルック校へ転職→5年に1度のオズワルド・ヴェブレン賞を受賞→翌年、退職しマネメトリックス投資会社を立ち上げ→1988年、ファンドをメダリオンと改称

・創設時からメダリオンには暗号解読者が多い。暗号解読者は、一見ランダムに見える記号の羅列から隠された情報を見つけ出す訓練を受けている。ルネッサンスはそのスキルを市場の膨大な数字の羅列に応用している。

たとえば、原油価格の値動きとドルや金相場の相関関係とか。

[追記]2009/10/12
ジェームズ・シモンズ引退[世界四季報]

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2009年4月21日 (火)

ミネルバ

ポータルサイト・ダウム内の掲示板アゴラに「両替業務中断(2008年7月)」「政府ドル買収禁止(同9月)」という虚偽事実を掲載した疑惑で検察が「ウソの情報で外為市場に影響を与えた」と2009年1月に逮捕、起訴されていた韓国インターネット論客ミネルバ(ハンドルネーム)」ことパク・デソン被告(男性:31歳)に無罪判決がくだされたそうです。

ミネルバ」朴氏、1審で無罪
裁判部は、検察が朴被告を起訴する際に問題とした、「外貨準備高の枯渇により、外貨予算の両替業務中止」(08年7月30日)、「政府、主要金融機関にドル買いを禁止する緊急公文を発送」(08年12月29日)の2本の書き込みの大半が、事実と異なることを明らかにした。

インターネット論客‘ミネルバ’に無罪判決
事実を総合すると、パク被告が問題のコメントを掲示した当時、その内容が虚偽だと認識していたとは考えにくい」とし「たとえ虚偽事実という認識があった としても、当時の状況と外国為替市場の特殊性に照らしてみると、パク被告が公益を害する目的を持っていたと見なすことはできない

「経済大統領」ミネルバ無罪 韓国ネット法整備に影響も
判決文は「被告が虚偽だと認識しつつ書き込んだと見るのは難しく、公益を害する目的があったとは見られない」とした。男性側の弁護士は「起訴自体に無理があった。判決は表現の自由の大切さを再確認した」と語った。
・・・(中略)・・・
あまりの的中ぶりにミネルバの経歴が注目されたが、無職の男性が独学の知識でアパートのパソコンから書き込んでいたことがわかり、さらに衝撃が広がった。

ただの一般男性(フリーター)だったのか疑問ですが、ミネルバ氏は韓国インターネットで「ウォン急落」「リーマン破綻」などの予測の書き込みにより韓ネット上では『経済大統領』の異名まで付けられるぐらいの論客だったそうです。

しかし、容疑者の身分と逮捕の時期を考えると国策捜査(見せしめ逮捕による世論誘導)に間違いなさそうですが、その書き込みが有罪なら「韓国のネット利用者は全員犯罪者になる」となる可能性もあり、韓国政府が民主主義国家として非難される寸前でしたね。

■関連記事
外貨準備高(世界四季報)

■ルビコンの決断
リーマン破たん 最後の50時間」(2009年4月23日放送)

あと10年ぐらいして影響力を持ったら日本『経済大統領』なんて呼ばれるのかな。世界四季報銘柄なんてね。

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2009年4月19日 (日)

明神茂

明神茂氏はソロモン・ブラザーズの副会長にまでなった伝説のトレーダー。

明神茂経歴
1949年 名古屋に生まれる
1973年 中央大学卒業、同年山一証券に入社する

  ~ソロモン時代~
1979年 ヘッドハンティングによりソロモンに転職
1991年 明神を中心に、ソロモンはトレーディングで$450mを稼ぐ。これはソロモンの当年税引前純利益の半分近くにのぼる。
1995年 ソロモンの副会長に
1998年6月 48歳にてソロモン副会長職を辞職

  ~その後~
?年 しばらく金融界から姿を消し、チューダー・キャピタル(Tudor Capital)の日本法人会長として復帰する
2002年 Horizon Asset Limitedへ。現在に至る。

ソロモン時代の稼ぎっぷりですが、社の売上の大半は明神氏が率いる東京支店によるものだったそうです。

明神茂 -”兜町の大明神”と呼ばれた男(Chronogram)
「収益の大半をトレーディングに依存していた」と書きましたが、当時アービトラージ部門はソロモン全体の87%を稼いでいたのです。特筆すべきは、アービトラージ部門が上げた収益の実に半分以上が明神氏率いる東京支店によるものだったと言うことでしょう。

副会長に上り詰めるのも納得です。マネックス証券の松本大氏が憧れてソロモンに入社した理由も頷けます。

主人公である竜神宗一モデル明神茂氏らしいです。

■参考
「巨大投資銀行」(黒木 亮)を読んで(zen's weblog)
「巨大投資銀行」黒木亮著(千の天使がバスケットボールする)

メイク・マネー 末永徹
メイク・マネー - 末永徹(Amazon)

この末松徹氏もソロモントレーダー。

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松本大

マネックス証券の代表取締役CEO。

■参考
松本大(Wikipedia)
松本大(為替王)
マネックス・ビーンズホールディングス社長

入社したソロモンブラザーズではLTCMで有名なジョン・メリウェザーのチームに配属され、さらに転職した米ゴールドマンサックスでは30歳で史上最年少でゼネラルパートナー(共同経営者)となりますが、あと数ヶ月でゴールドマンの株式が公開されて数十億円を手に出来るというときにゴールドマンを辞め、1999年にマネックス証券を設立。

・JPモルガン
・リクルート
・ソロス・ファンド・マネジメント(ジョージソロス)
・ゴールドマン・サックス
・チューダーキャピタル(ポール・チューダー・ジョーンズ日本法人でCEOは明神茂)
・JWMパートナーズ(ジョン・メリウェザー)

設立当時の出資者は松本大氏とソロモンで一緒だった明神茂氏、ジョン・メリウェザー氏だけでなくソロス氏までも。それだけ松本氏が優秀だったということか。

トレーダーとしても優秀だったそうです。あと"おおき"と読むそうです。

■時価総額(2009年4月19日)
8698マネックスグループ(673億円)

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2009年1月30日 (金)

レッドソックスのオーナー ジョン・ヘンリー

ジョン・W・ヘンリー John Henry
John W Henry & Company Inc.

ジョン・W・ヘンリー(59歳)
ジョン・W・ヘンリー
長期トレンドフォロワースタイルの先物トレーダー。大の野球好き。

■参考Web
ボストン・レッドソックスのオーナーにして偉大な投資家ジョン・ヘンリー:為替王
John W. Henry - Wikipedia(英語)
ヘッジファンドの魔術師(パフォーマンスなど)

「ヘッジファンドの魔術師」スーパースターたちの素顔とその驚異の投資法 (ウィザードブックシリーズ) ルイ・ペルス
「ヘッジファンドの魔術師」 - ルイ・ペルス(P.245~270)

■球団買収
1999年-2002年まではフロリダ・マーリンズのオーナーだった。 そして2002年に経営難に陥っていたレッドソックスを買収し、ヘンリー氏は独自のデータ分析で選手を獲得する手法を用いて復活させた。

■バッターの場合
◎(塁打数-安打+四球+盗塁)÷打数
出塁率みたいなもの。

現在の指名打者「デビッド・オルティーズ」が当時は低評価でしたが、この数値用いた場合0.367となり、打率0.234との比較から獲得し開花したそうです。

■ピッチャーの場合
◎三振÷四球
三振が多く取れ四球が少ない場合に数値が高くなる。

この数値はMLBでは平均で約2.00ぐらいらしいです。

巨人時代は2.80(?)、日ハム時代には4.50という高数値でMLB最優秀中継ぎ投手岡島投手を獲得したとのこと。

■参考Web
NHKスペシャル「日本野球は“宝の山”~大リーグ経営革命の秘密~」
NHKスペシャル「日本野球は"宝の山"~大リーグ経営革命の秘密」の録画を見るの巻
NHKスペシャル=日本野球は“宝の山”~大リーグ経営革命の秘密~
ほたるのひとり言 - レッドソックスの首脳陣達No1…岡島秀樹獲得の舞台裏

松坂投手を適正(リーズナブル)な値段で獲得するだけではなく、岡島投手のような割安(バリュー)な選手もセットに獲得することでチームのコストパフォーマンスを高めているとのことです。

[関連記事]
世界四季報: ケネス・グリフィン

ヘッジファンドの魔術師」を読んだ後に、番組を見て下書き状態だった記事を引っ張り出しました(^_^;)

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2009年1月22日 (木)

ティム・クック

ティム・クック
2009年6月まで療養休暇を取る米Apple社スティーブ・ジョブズCEOの後任はティム・クックCOOになりそうです。

ティム・クック(Timothy D. Cook)

ジョブズの後釜に控える無口な男ティム・クック
「実はもう長いこと、Apple社の運営はCook氏が行なっている」

  「Jobs氏は会社の顔であり、製品開発に深く関わっている。しかし、そこで生まれた設計を一手に受け取り、同社に大きな収入をもたらしているのはCook氏だ」(Janes氏)

経歴
デューク大学でMBAを取得。IBM、コンパックを経て、1998年にアップルコンピュータに入社。

Apple社の屋台骨を支えたのはティム・クック氏で間違いないなさそうですね。時価総額100億円の壁は、経営陣に優秀な人材がいるかどうかということを聞きます。裏方トップであったティム・クック氏がどのような手腕を発揮するのか楽しみです。

アップル○[Nasdaq:APPL]
特色
スタイリッシュなデザインで人気の米PCメーカー
連結売上高(2008年9月)
32479MillionUSD
時価総額(2009/1/22)
71.22 BillionUSD = 6.40兆円(1USD=90円)
株価
80.07USD
株価 Apple

[関連記事]
世界四季報: 2007年度の「世界最強ビジネスパーソン」はAppleのスティーブジョブズ

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より以前の記事一覧