[4th]【IKEA】世界最大の倉庫型家具店イケア
IKEA(イケア)⇒HP
スウェーデンの倉庫販売型家具店(※)。
売上高は148億ユーロ(2005/08/31)
従業員数9万人
創業者 イングヴァル・カンプラード(Ingvar Kamprad)
IKEAが上場していないので株価含め詳細な財務は分かりませんでした。
ちょうど今の、日本のユニクロの家具版といった感じです。安くて、便利で、専門店をまわらなくても全て揃います。デザインも欧米色の強い感じにシンプル。
※現在はオランダ南部の都市ライデンを本拠地とする財団法人Stichting INGKA Foundatoin(財団法人スティヒティング・インカ・ファウンデーション)がイケアグループ全体の親会社であるINGKA Holding B.V.(インカ・ホールディング)を所有する形になっている。これはのちほど[IKEA企業構造]で述べる。
[名前の由来]
創業者のIngvar Kamprad
彼が育った南スウェーデンの土地の名前エルムタリド・アグナリド教区(Elmtaryd in the parish of Agunnaryd)
の頭文字から付けられた。
日本では「イケア」と呼ばれる。オランダでは「オイキア」、ドイツでは「イケア」、アメリカやオーストラリアでは「アイケア」と呼ばれているらしい。
[歴史]
1943年 17歳だったイングヴァルがIKEAを設立。安売りの雑貨店であった。
1947年 地元の家具店と契約して格安販売を開始するとこれが大当たりする。
1951年 完全に家具販売店となる。
1953年 最初のショールームをオープン以後は順調に売り上げを伸ばしていたが、同業他社との深刻な価格競争に巻き込まれることになり、ライバルの圧力によって家具メーカーからの商品供給を停止されるという深刻な状態となる。しかし、このことが自社で独自のデザイナーを抱え、企画・製造・販売を全てまかなう現在のイケアのスタイルが誕生する。また、この際にイケアの特徴の一つである「フラットパック(分解された商品は、できるかぎり薄く小さい梱包をされており、車のトランクに積んで簡単に持ち帰ることができる)」も誕生している。
1963年 スウェーデン国外での積極的な展開を開始。ノルウェーを足がかりにして、スイス、フランス、ドイツ、デンマーク他、ヨーロッパのほぼ全域、アメリカやカナダにも店舗をオープンを実現した。流通や梱包、製造などのコストを徹底的に削減しながら、顧客のニーズに合わせた格安の組み立て式家具を販売し、その後ヨーロッパで絶大な人気を誇るようになっていく。中国やオーストラリアへも進出。
1993年 25カ国で100店舗を達成。
2006年 33の国と地域に合計241店舗。売上高は2兆1000億円を誇る。
IKEAのビジネスモデル、あまり良くは知らなかったのだが、行ってみていろいろと面白いことに気付いた。
[ビジネスモデル]
まず超大型店舗である。倉庫内に「ショールーム+倉庫+レジ」をひとくくりにしたことで、従来の倉庫から店舗へのコスト(輸送料+人件費+テナント料)の削減を可能にした。
[ショッピング]
ショールーム⇒商品陳列棚⇒レジと順路が決まっている。
1.ショールーム
⇒このセット全部でいくら?みたいな表示もされており提案がされている。
各展示コーナーで、この部屋をコーディネートするのに「全部で○○円」と表示している。展示されている商品には、行と列の番号が、「列10、棚02」といった具合に付いており、それをメモしておき、あとの陳列棚で探す。
2.商品陳列棚(倉庫)
⇒フラットパックにしたことで、在庫容積を必要最小限に抑え、また天井近くまで商品が陳列されており、お客に対しインパクトを与えることができる。
お客がセルフで商品をピックアップする仕組み。
3.レジ
⇒レジの近くにフラットパックが陳列されていることで、お客がすぐに持ち帰れる状態を用意している。ショッピングがとてもラクにできるように配慮されている。
そういった要所要所で人件費などのコストを削減し、より良いものを、より安く消費者に届けるということがイケアの狙いなのだという。
自ら持ち帰り、組み立てやすいことを前提に販売されている。フラットパックによりプロセスは全てセルフサービスなのである。
[IKEAサービス]
・手ぶらdeボックス
小口商品の配送用に宅配ボックスが用意されている。
サイズ400×400×300mm、最大20kg以下の箱が、全国一律配送量込み1000円で販売されている。
・IKEA FAMILY
費用は無料。平日「IKEAカフェ」のコーヒー、紅茶の無料サービスなど。
・ショルダー買い物バック
[イケア企業構造]
かなり複雑ですので、次の図をまず見てください。
親会社:スティヒディング・IKEA・財団(オランダ)
↓
子会社:スティヒディング・INGKA・財団/INGKA・ホールディング(オランダ)
↓
孫会社:世界各国IKEAショップ
この仕組みによるメリットは
・節税
・支配権
である。
なぜこのような仕組みを取るようになったのかというと、節税のためだ。IKEAは福祉国家スウェーデンで設立したが、1980年代法人税率が57%(現在28%)とベラボーに高かったため、オランダに慈善団体を設立し、その下にIKEAを統括するような仕組みにしたわけだ。
この仕組みより、創立者であるカンプラード一家に莫大な報酬をもたらし、乗っ取りに絶対にあわないものとしている。ただ、この仕組みによって、イングヴァル・カンプラードの後継者ですら、イケアを思い通りにはできないような制約がついてくる。
そして、イケアは厳密にはスウェーデンの企業ではなくなりオランダの企業であるとも言える。
より詳しい説明はこちら
上記のサイトでは
インカホールディングの時価総額は4兆円弱。
現在の売り上げの8割がヨーロッパということを考えると、日本でもまだ2店舗だということを加味して今後もまだまだ成長すると予測している。
これらをアタマに入れてIKEAでショッピングしてみてはいかがでしょうか。
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